JBCF、日本のプロツアーが先日コロナウイルスの影響でストップしていたレースを再開しました。
それ自体は喜ばしいことと思います。
が、一方であまりにも意識の低いコロナウイルス対策が目につきました。
一つ一つ確認していきましょう。
この記事の内容
シクロワイアードの感染対策記事
記事を読むと、非接触で検温されており、
表彰式の待機中もソーシャルディスタンスを保ち、
ちゃんとやっていたかのように書かれています。
ここら辺は動画でも配信がなかったので、こういう対策をされていたことには感心しました。
常に問題はレース直後
初日目
キナンサイクリングの山本選手が優勝しました。
まだ彼は自転車に跨っている状態です。
分かります、普段ならすぐに感想聞きたいです。
でも今日は?そうすべきだったでしょうか?
彼はマスクもせず、感染させない・感染させられない対策が十分に取られているとは思えません。
そんなに優勝者インタビューって1秒を争って早くにするべきことでしょうか?
自転車を降りて、手を洗って、顔を拭いて、マスクをしてからでも全く遅くないと思います。
レース中ももしかしたら顔を触ることはあるかもしれませんが、口を押えるようなことはしないと思います。
これはインタビューされたことによって、してしまった行為ではないでしょうか。
彼の手には誰か他の選手またはメカニックの体液が自転車を経由したりして付着していたかもしれません。
その手で彼は口を押えています。
そしてそのまま場所を変えてインタビューへ。ここでもまだマスクはしていません。なぜでしょうか?分かりません。
更に意味不明だったのが、この仲間からの水かけです。
このボトル、飲んでたボトルですよね?その水を頭からぶっかけるって、この時期にするべき行動ではないでしょう。軽率過ぎませんか?
顔濡れたら拭きたくなりますよね。濡らされましたもんね、仲間の飲んでたボトルの水で。それをその手で拭ってます。
二日目
初日のを見て、誰も何も言わなかったんでしょうね。
今度は二人ともマスクなしで2mも保たずインタビューです。
シクロワイアードの記事でいくら表彰式の前にマスクして2m離れてたって、ここでこんなことしてたら意味なくないですか?
三日目
何も変わりません。
F1のコロナウイルス対策
F1も同じようについ数週間前までレースを中止していましたが、ようやく再開されました。
表彰式でも必ずマスクをし、どこでインタビューするにしてもマスクは絶対に外していません。
レース直後でマスクをまだしていない時は、近くに寄りたい気持ちをぐっと抑え、ハグもせず、肘タッチもエアで終わらせています。
メカニックたちは当然全員マスク着用です。
すぐにチームメイトからマスクを受け取り、付けていました。
これが正しい危機管理なのではないでしょうか?
まとめ
JBCFのスタッフおよび選手は、少なくともF1の選手に比べて危機意識が低いと言わざるを得ません。
こうしなさいと言われたからやっているだけであって、するべきかを自分で判断していないように見えます。
ソーシャルディスタンス2m離れて座って下さいね、と言われたら座れるけれども、離れてくださいと言われなければ離れない。
マスク付けてくださいね、と言われたら付けるけど、言われなければ付けもしない。
その危機意識でこれからも感染者を出さずにレースを続けられるとは思いません。
選手もカメラマンもインタビュアーも、他人ごとではなく、自分事ですし、せっかく再開まで漕ぎつけたものをまた中止となることを誰も望んではいないはずです。
次戦からより厳しく感染対策が取られることを願っています。選手と関係者の健康のために。