タイヤ

ピレリから新作タイヤ登場!ロードバイク用タイヤの最新トレンドを振り返る

最もお手軽に、しかも効果的にアップグレードできるパーツはタイヤです!

特に完成車に付いてくるタイヤは耐パンク性能は良いかもしれませんが、激重タイヤです。転がりもあまり良くないかもしれません。

タイヤを変えるだけで全く走りは変わります!どれも同じでしょ?と思われている方にこそ、ちょっとイイタイヤを選んで頂いて、試して頂ければと思います!

ロードバイク界では最近タイヤの進化が目覚ましく、新しいものがどんどん出てきていますので、そのトレンドを紹介します。

ロードバイク用タイヤの種類

そもそもロードバイク用タイヤの種類って何?って思われる方も多いのではないでしょうか。

ロードバイク用タイヤには大きくわけて3種類あります。

タイヤを考える・・・その①クリンチャータイヤ編 | 兵庫西宮・尼崎 ...
  • チューブラー
  • クリンチャー
  • チューブレス

それぞれメリット・デメリットがあるので、それを踏まえて選ぶ必要があります。この選択はホイールの選択にも影響するのでとても大事です。

チューブラー

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チューブラーとは、タイヤが完全な形で筒形になっていて、それが一周ぐるんとなっている…何言ってるのか分からないですね。ヘビを想像してもらって、ヘビが自分のお尻を噛んだような状態です、ウロボロス的な?

ウロボロス - Wikipedia

このヘビ?竜か、竜で説明すると、竜のお腹にバルブが突き刺さっていて、そこからお腹に空気を入れることができます。

空気が溜まる層は完全にタイヤの中に埋め込まれているので、見た目はタイヤそのものです。

この竜のお腹の黄色いところがホイールに「乗っかります」。

チューブラーはチューブラー専用ホイールというのがあって、そのホイールにセメントやリムテープと呼ばれるものでタイヤを張り付けて使います。

プロの選手のまだ大半はこれを使っています。

メリットとしては、タイヤをホイールに乗っけるだけなので、ホイールの枠(リム)の構造がとてもシンプルになります。

カーボンチューブラーホイール|最軽量のホイールラインナップ | LWCWHEELS

シンプルになることで、軽く作ることができます!

またタイヤが完全な円形なので、均等に空気圧がかかることから、転がり抵抗も低く、乗り心地も良いです!

デメリットとしては、一度パンクすると修理するのが難しいので、タイヤごと交換することになります。タイヤは一本5,000円くらいするので、パンクの度に5,000円飛んでいくと思うと、ランニングコストは高めです。

クリンチャー

クリンチャータイヤとチューブラータイヤの特徴や違いについての解説 ...

クリンチャーはタイヤとインナーチューブが分かれた構造をしています。

タイヤだけだと、なんていうんでしょうね…ガワっていうイメージです。タイヤの外側だけで売っています。

をvittoriaコルサ制御グラム + isotech 700C * 25C 28C(320TPI) ロード ...

インナーチューブにバルブがついており、そのバルブからインナーチューブに空気を入れて、その外にタイヤのガワをはめたのがクリンチャーです。

メリットとしては、パンクした時にインナーチューブを交換すれば、タイヤを交換せずに使える場合が多いです。インナーチューブは安いものだと1000円以下で手に入るので、ランニングコストは安めですね。

完成車のほとんどはこのクリンチャーが付いています。

デメリットとしては、空気圧を少し高めにしなければならないことです。

構造上、タイヤがつぶれてしまうほどの空気圧で使うと、リムとタイヤの隙間でインナーチューブがつぶされたりして、いわゆるリム打ちパンクということが起きてしまいます。

それを防ぐためにはつぶれないだけの十分な空気量を入れてあげることが必要です。その結果、路面の凹凸を拾いやすくなり、乗り心地は少し悪くなります

雨の日はタイヤが滑りやすくなるので、タイヤの変形量を大きくするために空気圧を少し下げて乗る方が良いです。ただクリンチャーで下げすぎてしまうと、先のリム打ちパンクになってしまうので、雨の日でもあまり空気圧を下げられないのが、デメリットと言えるかもしれません。

でも、悩まれたらクリンチャーがベストだと思います!パンク修理も簡単ですし!

チューブレス(レディ)

タイヤシステムの違いを理解する クリンチャー・チューブラー ...

最新テクノロジーはこのチューブレスです。チューブレスとは、クリンチャーからインナーチューブを取っ払った形をしています。

こちらも専用のホイールが必要で、チューブレス対応ホイールとして売られています。クリンチャーも使えますよ!

メリットとしては、インナーチューブがない為、低い空気圧で使うことができるのでグリップ力があり、かつ転がり抵抗が低いです。またシーラントとよばれる液状のゴムを空気と一緒に入れておくことで、小さなパンクの場合にその液状ゴムが穴をふさいでくれると言われています。

またもしパンクしてしまっても、インナーチューブを入れて、クリンチャーのように使うことができます

デメリットとしては、ホイール側の思惑とタイヤ側の思惑のズレがあったりで、タイヤとホイールの相性があったり、気密が十分に取れなかったりと、最初のセットアップが少し他二つに比べると難しいです。

ただ一度ちゃんとお店等でセットしてもらったものは、基本的には他のタイヤと同様に気を使うことなく使うことができます

僕もこのチューブレスを使い始めてからは、ずっとチューブレスです。

特に下りでのグリップがやはりチューブレスは良く安心してコーナリングできます。僕めっちゃびびりなんで下り飛ばさないんですけど、そういう人にはとってもオススメです。

フックレスチューブレス

ENVE JOURNAL フックレスビード、その仕組みや対象となるライダー

チューブレスの中でも最新の技術に、フックレスチューブレスというものがあります。

これは、ホイールの直径とタイヤの内径がほぼ一致することを条件に、ビードが上にズレないように抑えているフックをなくしてしまったものです。

ENVE

適切な空気圧で、適切な大きなのリム、タイヤの場合、しっかりとタイヤがリムに乗っていれば、これ以上上にズレることは確かにありません。

フックは確かにビードをひっかけて上がらないようにするものですが、クリンチャーに比べるとチューブレスにおいてはビードのひっかかりがほぼなく、その意味を成していないのは事実です。

しかし一方でフックを付けることによって、リム形状は複雑化し、十分な耐久力を出せていない可能性もあります。

またエアロダイナミクスの観点からも、フックレスチューブレスの方がタイヤとホイールの隙間を埋めることができ、速いと予想されます。

BEHIND THE PRODUCT: ALLOY ROAD HUBS

フックレスチューブレスはもうすでにGiantやEnveで実装されており、まだまだマイナーですが始まりつつある新しいテクノロジーです。

Pirelli

そして今回ピレリから出た新作のタイヤもフックレスチューブレスタイヤでした。

ピレリPゼロレースTLRセクション

新しいラインナップには2つのモデルがあります。

P zero race TLRとP zero race TLR SLです。

P zero race TLRは、オールラウンダーで、トレーニング用に設計されています。これは120 TPI(スレッド/インチ)構造で、24mmオプションの重量は245gから始まり、26mmは270g、28mmは295g、最も広い30mmタイヤは主張された320gの重さです。それらはすべてピレリの「テックウォール」パンク防止機能を使用しています。

P zero race TLR SLは、ブランドによれば、これは「ピレリがこれまでに開発した、サイクリング専用のタイヤの中で最も軽量で高性能なタイヤ」で、いわゆる決戦用です。230gで幅24mm、26mmは245g、28mmは275gです。

まとめ

プロ選手はいまだにチューブラーなんでしょ?と僕は思っていたんですが、ミッシェルトンスコットやドゥクーニッククイックステップでは既にチューブレスをテストし、レースでも使用しているようです。

プロは本当の保守的です。だからこそ多くのチームがまだチューブラーを使っていますが、一方でいくつかのチームが既にチューブレスを使っていることは、それだけメリットがあるということでしょう。

確かに僕自身、チューブラー、クリンチャー、チューブレスとすべて使ってきましたが、今はずっとチューブレスです

そしてより新しい技術のフックレスチューブレス。ビードフックがないことに不安も感じますが、各社自信を持って宣伝しているところ見ると、フックレスチューブレスがスタンダードに数年以内になるのかもしれません。

アグレッシブな方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?