トレーナー

激安スマートローラー購入したった

Tacx Neo Smartを使い始めて早2年半、彼は寿命を全うし、箱の中に還っていきました。

そして7月欲しいものリストにも挙げていたThinkRiderを購入したので、今回はそのレビューになります!

価格はTacx Neo Smartの約半分!価格通り、約半分の価値しかないのでしょうか?

ThinkRider X7-III ~開封の儀~

お察しの通り、中華スマートトレーナーです!Tacx Neo Smartの約半分、10万円弱で購入しました。

製品は直接中国から送られていました。昨今のコロナ事情により出荷が遅れてしまったようですが、2週間程で無事に手元に届きました。やれやれ。

ダンボールに箱もキッチリなので、上に取り出す…というのは難しいです。重いですし。上下開けてしまって、横に倒し、脚で押して発泡スチロールごと箱から出すのが良さそうです。

パカっと開けるとこの状態でした。めちゃくそ重たいので、ゆっくり持ち上げます。腰いわさないように注意してくださいね。

とりあえず説明書みて組み立てます。

中国語やないか…。

裏に英語のがありました。日本語は残念ながらないです。

ThinkRider X7-III ~設置の儀~

とりあえず、袋から出して、脚を広げてみます。

この銀色のところを押し込むと開けるようになっていて、そのまま開いていくとどこかでカチンという音が鳴ります。そこがストッパーがかかる位置のようです。

最初それすらもよく分からなくて、適当に開いて乗ってみたらグラグラで自転車から落ちそうになりました。皆さんもお気をつけて!

クリックリリース用とスルーアクスル用と二つアダプターが用意されていました。

クイック用は穴の小さいやつで、それをスプロケ側とその反対側の両方に入れるだけのようです。スルー用も穴の大きい方を差し込むだけなので、交換するのも簡単ですね。

ちなみについてくるクイックは結構しっかりとした鉄製で高負荷にもちゃんと耐えてくれそうでした。締め感も良く、安っぽさは全くありません。やるな。

電源のプラグは中国の三本プラグでした。今回は日本の代理店を通して購入したので、変換プラグが別で送られてきましたが、もしアリエクスプレスなどを通して中国から直接購入された場合は、変換プラグが必要になるので注意です。

ThinkRider X7-III ~アプリ設定の儀~

ローラー台が設置できて、自転車も載せたら、アプリをスマフォに入れる必要があります。

この説明書によるとThinkRider.comに飛んでやれと書いてあるんですが、中国語のページしかなく、何となくそれっぽいのをダウンロードしてファームウェアのアップデートやキャリブレーションをしようとしましたが、失敗しました!

別の方の記事を参考に、普通にアップストアでThinkRiderと検索し、出てきた一番上のThinkRider Toolsを使うと上手くできました。こちらがオススメ。

アプリを起動するとこの画面になるので、一番上のRaceration caliblrationを選んでください。

するとこの画面になるので、Select deviceで自信のThinkriderを選びます。

Bluetoothを使ってスマホとスマートトレーナーは接続されるので、スマホ側のBluetoothはオンにしておいてください。Bluetooth画面からこのスマートトレーナーを先に選んで接続しておく必要はなさそうです。

うまく接続できると、このようにロット番号か製造番号か分かりませんが、認識してくれます。そしたら下のReceration calibrationしてください。

30km/hまでスピードを上げろと指示されるので、アウタートップで回して30km/h以上にしてください。そしたら次に自然に18km/hにしろと指示されるので、ペダリングをやめてただ自然にスピードが落ちるのを待ってください。

するとキャリブレーションが完了します!

念のため続いてFirmwareのアップデートを行っておきましょう。僕のモノは最新の状態になっていて必要ありませんでした。

ThinkRider X7-III ~じっくり見るの儀~

じっくり見るとですね…結構汚れててビックリしました。なんで汚れるの?って感じなんですが…。

フライホイールにはホコリというより金属粉?木粉?のような黄色っぽい粉が。

本体も同じように白っぽく。

下の隙間にはたっぷりと。まあ拭き取ったら綺麗になったのでヨシとしましょう。中華クオリティですし。文句言ってはいけません。(それはそれでどうなのかとも)

接続自体はAnt+とBluetoothの両方に対応しているようです。僕はAnt+でPCと接続しています。

脚を広げたサイズはこれまでのTacx Neo Smartに比べると広く、安定感が期待できます。実際に今日スプリントもしてみましたが、不安定さを感じることはありませんでした。

ただこれまであったフロントホイールの台座がないことから、スプリント中にハンドルがちょっと切れやすくなってしまいました。高さの問題があるのでTacxで使っていた台座は使えませんが、マットをグリップするものにするとマシになるかもしれません。

ちなみに僕が使っているこの防音防振マットは、色々レビューも見たりした中で一番良さそうなものを選びました。Tacxの時に下りでの騒音が気になって、防振防音対策色々しました…ブルカット3買ってみたり、クッション性のモノ敷いて見たり。ただどれも効果が微妙でしたが、このマットにしてから劇的に変わりました。結構グリップが効くのと、静穏性に優れているのでオススメです!汗が垂れてもふき取りやすい素材ですし、マンションでも音を気にせずできます。

5,025円

ハンドル側から見ると、こんな感じで、反ドライブ側に大きく張り出しているのが分かると思います。

この部分が重いので、ダンシングくらいだと左側に少し傾きやすく感じます。こればかりは仕方がないですね…自転車の左側に重りつけてるようなものなので。

Kickerなどの高いローラーではこうならないのかもしれませんが、激安ローラーということで納得の範囲です。

まとめ

国内代理店を通して購入しましたが、国内で在庫を持っているわけではなさそうなので、到着まで少し時間がかかりました。(2週間)

箱は頑丈で、発泡スチロールも分厚く、輸送中に壊れるといった心配は少なそうです。入っているモノはそれほど多くなく、セットアップは簡単でしたが、アプリのダウンロードは本記事を参考にしてもらった方が良いと思います。

その後使ってみた感想としては、Zwiftをすると、Tacxではちょっと遅れて傾斜の負荷がかかっていましたが、ThinkRiderはむちゃくちゃ敏感に斜度の負荷をコントロールしてくれます。

平坦基調の中のちょっとした坂などはTacxではモッサリと表現されて、遅れて負荷がゆっくりかかる印象でしたが、ThinkRiderは本当に実走しているかのように斜度の変化を即時で感じられ、それに伴う出力の変化も現実に近いものになっています。

ゲーム性やレースで勝つ!みたいなちょっと裏技的なことを考えると、tacxのモッサリ感は脚に優しく、勝ちやすい仕様かもしれませんが、まあそれはホント反則みたいなものなので、ThinkRiderの方が遥かに優れると感じました。この点は2倍もするtacxなにしてんねん。と思うほど、ThinkRiderの方が良くできていました。

またTacxは登りでの微妙に気持ち悪いモーターによる制御で負荷がかかっているのを感じとれましたが、ThinkRiderの方が負荷のかかりが明らかに自然でした。細かく負荷が変わっているというのも影響しているかもしれません。

下りはTacxはモーターでホイールを回す音がめちゃくちゃうるさいですが、ThinkRiderではそういった音は全くなく、明らかに静かになったと言えます。

ベタ褒めしかしてなさすぎてステマか?と思われそうですが、もちろんステマじゃないです。自腹です!

倍払ってTacx買う意味はブランドバリューくらいしかない…と思うくらいにThinkRiderは良いスマートトレーナーでした。高負荷で回し続けたときにどうなるかとかはまだ見てないので、完全な結論とは言えませんが、少なくとも1時間ちょっと色々な負荷で使った結果は、何の不満もないです。

もし考えていらっしゃる方がいれば、全力でオススメできる商品です。Twitterの方に連絡貰えれば音とか動画でもお送りできますが、Youtubeにもたくさん上がっているので、そちらも併せて検討頂ければ!

激安スマートトレーナー、侮れません。