ビブショーツ

【レビュー】サンボルトのサーモビブショーツ

秋も深まりつつあるこの頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私はと言えば、年末の#FESTIV1000を勝手に開催する予定でございまして、概要といたしましては、クリスマスイブから年末までにかけて1000kmを走るというとち狂った企画でございますが、そちらに向けてトレーニングを行っている最中でございます。

土・日ともに走り込む毎日でして、なかなかブログが更新できておらず、申し訳ございません。

さて、日あたり200kmを目安に走り込みを行っておりますが、そうすると走行時間は10時間程度要する為、日没までに帰宅しようとすると6時に出発する計算となります。

最近の6時は7度、8度といった気温になってきておりまして、夏ビブショーツでは過ごすのが辛い季節になってまいりました。

昨年購入いたしましたMAAPのサーマルビブショーツを使っていたのですが、何か調子が悪い。ポジションを変えたことにより、パッドとわたくしのお尻との相性も悪くなってしまったのか、居心地の悪さを感じる日々でございました。

そこでサーマルビブショーツ良いものないかなあと物色するも、ASSOSは37,000円、Raphaも32,000円と大変高価でございます。

どちらも間違いないクオリティではございますが、ごりごりの練習にばっちばっちに使うにはちょっと勿体ないような…ということで、大変リーズナブルにサンボルト様より販売されておりますサーモビブショーツを今年のお供に選ばせて頂き、さっそくガン乗り回したったのでレビューさせて頂きたく存じます。

サンボルトのサーモビブショーツ

サンボルトと言えば、オーダージャージというイメージが私も強かったです。

実際多くの強豪レーサーチームで採用されていますし、ヒルクライムレースなどでも超軽量サンボルトジャージなどが話題にもなりましたね。

僕はレースには出場しないのでなかなかサンボルトの製品を手にする機会がなく、これまで縁がございませんでしたが、あの有名なIT技術者ロードバイク日記でおなじみのFJT氏がサンボルトのサーモビブショーツで越冬しているという記事を拝見し、あのFJT氏が使うならば!とミーハー心満載で、購入させて頂きました。

「裏起毛ビブショーツ+レッグウォーマー」だけでひと冬通す理由

私は「冬用タイツ」というものを使用しない。理由はトイレの不便さと、脚の動き(とくに膝周りの突っ張り)が制限されること、ウェアが重くなってしまうからだ。望ましいのは、夏用ビブショーツと変わらないの着用感を冬用ウェアでも求めたい。ただ、実際に夏用ビブショーツにレッグウォーマーをあわせて冬の間を過ごしてきたが、気温が低い日には寒すぎて耐えられない日も多かった。 …

ちなみにYahoo!ショッピングに出店されており、購入自体はYahoo!にアカウントをお持ちの方であれば新たにカードや住所の登録が必要ないので、楽々決済可能です。

価格は14,000円。他のブランドのものに比べると大変お買い得!

サーモビブショーツのレビュー

見た目は真っ黒で、ロゴもほとんどなく、どんなジャージにも合わせやすい印象です。

日本のブランドだけあって、この値段でも決して見た目にクオリティが悪いということはありませんでした!

よくブランドロゴの入っている横にも特に印刷などもされておらず、ホント組み合わせ易いショーツです。

丈は少し長めで、膝上ちょうどくらいまでの長さがありました。(170cm-60kgでサイズS)

秋冬用ビブショーツということを考えると、少し丈は長めのほうが嬉しいですね。

バックにもお尻などにロゴが入るでもなく、小さなタグだけ付けられており、そこにはSUNVOLTと控えめに主張されています。

決してSUNVOLTにネガティブな印象があって隠したいわけではないですが、ブランドの主張が強すぎるものの掛け合わせよりは、強いものと弱いものの組み合わせの方が、無難と言えば無難なので使いやすさはやはりありますね。

裏はもちろん起毛になっているのですが、生地の伸び具合は通常のサマービブショーツと変わらずストレッチが効いているので、感覚に違いはほぼありません。

裾の裏にはこのようなシルバーの滑り止め加工がされています。

肌にくっつくシリコン系のゴムではないようで、生地だけとくっつくような仕組みになっているのでしょうか。詳しいことは分からないんですが、単品で履いてもずり上がってくるようなこともなく、かといってくっついて引っ張ってくるということもなく、ちょうどいい感じでした。

以前にレビューしたスペシャライズドのレッグウォーマーと組み合わせて使ってみましたが、10時間走ってもレッグウォーマーがずれてくるということもありませんでした。

唯一ネガティブな点

価格14,000円で手に入るサーマルビブショーツとしては文句なしのクオリティだと思います。

しかし世の中には30,000円を超えるビブショーツもあり、決してそれらはブランドバリューだけで高い価格を付けているわけではない、ということも改めて知りました。

高価格商品と比べるのは間違っているのですが、敢えてネガティブな点を挙げるとするならば、パッドのクオリティはそれらの商品に少し劣ります。

最近の高価格帯のパッドが表面の生地を非常に滑らかなものを使用し、パッドも高密度ながらクッション性の高いものを使用しているのに対して、サーモビブショーツは、従来型の布地が表面に使われており、パッドによる支えもそれらの商品に比べると少し低いものとなっていました。

良く言えば、パッドを通じたサドルのダイレクト感は強く、どこに座っているのか、骨盤の角度などをサドルとのコンタクトで感じることができるので、そういったダイレクト感がお好みな方には良いかもしれません。

硬いサドルに座っていることを忘れさせてくれるほどのサポートはやはり高価格商品ならではかもしれません。

ただ倍以上値段の違うものと比べての評価です。14,000円で購入できる商品としては満足の出来でした!今年のヘビロテ確定です。

まとめ

SUVOLTのサーモビブショーツを今年導入してみました!

14,000円で購入できる商品としてはクオリティ驚くほどで、ざっくり感覚で他社で20,000円クラスのクオリティだと感じました。これはコスパが良いと表現できると思います。

丈も長く、起毛も温かく、でも暑くなりすぎず、パッドも200km走っても股ズレやお尻が痛いということもなく、またレッグウォーマーと組み合わせてもズレてくることもなく、言うところのない間違いない商品です。

2020年11月3日時点では入荷待ちとなっておりますが、再販されると思うので、サーモビブショーツを買い替えの予定の方、またはまだ持っていなくて挑戦してみたい方にも購入しやすい価格ですしオススメです!

サーモビブショーツを履いて寒くなってきた季節もロードバイクやシクロクロス、グラベルを楽しみましょう!