ロードバイクのサドルは硬く、細く、長時間乗っていたらお尻が痛くなってきませんか?長時間乗るならシャモアパッド付のパンツが必要です。
快適にライドするためには最適なサドルの選択も重要ですが、ビブショーツの選択も大きく関わってきます。
オシャレなウェアブランドの一つ、オーストラリアのMAAPのビブショーツは、ビブショーツの中でもトップクラスのクオリティと言われています。
3月頃に購入して、数カ月実際に使ってみたのでそのレビューをしたいと思います!
この記事の内容
MAAP
MAAPは2014年にメルボルンで生まれた新気鋭のブランドです。
生地はスイスかイタリアの一流品のみを使用しています。
プロチームにもウェアを供給しており、プロのフィードバックを得て製品のアップデートを繰り返しています。
新気鋭のブランドでプロチームに供給しているところは少ないです。それはもちろん費用が必要なので…でも、供給することでしか製品のフィードバックは得にくいですし、得られなければアップデートもしにくい、または間違った方向に行ってしまうことが考えられます。
闇雲に、またはアマチュアだけの意見を聞いて改良していっては良いプロダクトを作るのは難しいです。ほぼ毎日数時間とそのウェアを使い、良い点悪い点を見つけブラッシュアップしていくことで最高の品質に繋がるのは間違いありません。
アマチュアサイクリストにとっても、品質は重要です。
特にビブショーツは数時間あの硬いサドルの上で過ごすことを考えると、少しでも良いものを選びたいです。正直、ジャージの違いはそれほど感じなくとも、ビブショーツの違いは誰でもはっきり感じることができると思います。
それほどビブショーツ選びは重要で、MAAPはその重要性をよく理解し、本当に最高のモノを提供してくれています。
MAAP – Team Bib Shorts 3.0 Navy
MAAPのラインナップの中で、最もオススメのビブショーツがこちらのTeam Bib Shorts 3.0です。3.0はこれまで3回目のアップデートがされてきた製品という意味です。
この製品はスポーツ科学者とアダプティブヒューマンパフォーマンスの創設者、ケン・ボールハウズと共に開発されました。
長年にわたるテストとラボベースのパフォーマンス分析を適用し、ドラパックプロフェッショナルサイクリングチームとの仕事を通じて彼の広範なサイクリング知識と組み合わせることで、ボールハウズはライダーのための究極のサポートに焦点を当てたシャモアを開発しました。
僕もいろんなビブショーツを履いていました。シマノ、ナリーニ、アソス、ラファ、レッドホワイトなどなど…その中でも群を抜いて良いと本気でオススメできるのが、このMAAPのビブショーツです。
何が良いって、まずフィット感がめちゃくちゃ良いです。生地が本当になめらかで伸びるけども、伸びすぎず、縮むけれども縮みすぎない体に沿ってすこしタイトに締めてくるこのフィット感は他のブランドにはありませんでした。
裾のグリップ
よくビブショーツの裾には上がってこないようにグリッパーがついていますが、MAAPの製品のグリッパーは少し変わっています。
レーザーカットエッジを備えた当社のデュアルレイヤーボンドテキスタイルは、シリコーンや弾性を使用することなく、安全なフィット感と圧縮を提供します。
と販売ページにも記載されているように、グリッパーはなく、生地の織り方?なんでしょうね、加工はされているんですが…それだけで全くズレてきません!
シリコングリップがないので、シリコンに弱い人、肌が赤くなってしまったり、最悪皮がめくれてしまったりする人でも安心して使えます!僕もシリコンなど痒くなってくるのでホントこれには助かってます。
シャモアパッド
シャモアパッドも本当に良くて、全くどこも痛くならないです。
僕はよく股ズレを起こしてしまうんですが、それはパッドと肌が擦れて、そこから雑菌が入ってしまうことで起きてるようです。MAAPにしてからは股ズレに全くならなくなり、ライド後によくヒリヒリしていたのが全く今はありません!
どうやらシャモア全体にソフトタッチマイクロファイバーが使われているようで、そのおかげで全体にわたって均一な表面を作成し、全体でスムーズに接触する為に心地よいのでしょう!すごい!
メッシュのストラップ
細かなところかもしれませんが、この背面が特にメッシュになっていることで、汗をかいても通気性が良く、接触面積が少なくなるので不快感が全然ちがいます!
ここがジャージのようなライクラだったとしても、やはり汗を吸ってしまうとぴちゃっとした張り付いてくる感覚になり、張り付いたストラップは気持ち悪いですよね。
夏のライドを快適にするという役割をこのメッシュのストラップが大きく担ってくれてます!
なによりオシャレ
MAAPのビブショーツ、なによりもオシャレです。ビブショーツのほとんどは黒で地味ですが、MAAPのネイビーは明るすぎず、暗すぎず、ちょうど良い色です。あ、でも黒もラインナップにはありますが、ネイビーの方がオススメです!
どんなジャージを上に持ってきても合う万能感、普段着のデニムのような使いやすさです。
MAAPも随分日本で人気がでてきましたが、それでもまだまだ多くの人が着ていないブランドです。やっぱり人と同じでは面白くない、ウェアでもオリジナリティを発揮していきたくはないですか?
BIKERADARのレビュー
様々なウェアや機材のレビューをしている海外大手サイトのBIKERADARの「2.0」の評価は5点満点の5.0点です!!
MAAPチームBib 2.0シャモアは骨盤をよく支えるだけでなく、軟部組織領域への圧力を緩和するだけでなく、パッドから不要なバルクを取り除くことを主張しています。
MAAPは、シャモアパッドの特定の領域にパディングの2つの異なる密度を使用して、この効果的な設計を実行し、パッドの前面にあるレーザーカットの穿光と組み合わせることで、良好な通気性と均一なマイクロファイバー仕上げをパッド全体にまたがって皮膚との柔らかい接触を実現します。
簡単に言えば、MAAPチームBib 2.0ビブショートパンツのシャモアは私が今まで使用した中で最高の一つであり、私はまだこのビブショーツを使ってバイクに乗っている間に不快感を感じたことはありません。
ほとんどのビブショーツに見られる脚の袖口の通常のシリコーングリッパーの代わりに、これらのビブは脚の袖口の周りに2つの接着層のストリップを備えており、組み合わせて安全なフィット感を提供しています。
圧縮と快適さの組み合わせは、ビブショーツで使用される様々なパネルを通じて提供され、ビブストラップは高温多湿の条件で制限や騒ぎを感じたことがありません。
過去6ヶ月間に数多くの洗浄を行った後、私はまだビブショートパンツの仕上げの劣化を見ていません。
これらのゼッケンショーツの唯一の明らかな欠点は価格です。€195(約25,000円)では、MAAPのチームBib 2.0ビブショートパンツは競争力のある価格ではありません。しかし、ラファ、ル・コル、アソス、アタッカーなどから同様に価格のビブショートパンツが利用可能ですが、MAAPの提供は簡単に一致し、おそらく私が今までテストした任意のビブショートパンツのパフォーマンスを上回ります。
2.0時点で最高評価を受けており、3.0はそれよりも改良されていることから、MAAPのビブショーツは最高のビブショーツの一つと自信を持って言えます!
まとめ
プロのレビュー記事は、皆さんもご存知の通り、忖度されたレビューです。スポンサーの悪口は言えないでしょう?
でも僕はMAAPからスポンサーを受けているわけではない、ただのアマチュアサイクリストなので思ったことをドンドン言います。いいものは良いですし、悪いものは悪いと言うつもりです。(その結果時々炎上してますが!)
MAAPのビブショーツは実は冬用のサーマルビブショーツが初めての製品でした。その製品があまりにも期待以上で、夏ビブショーツも買った経緯があります。
コロナウイルスの影響で乗れていない時期もありますが、数カ月使った感想としては、BIKERADARのレビュアーと同じように、最高です。
唯一の弱点はその金額ですが、ビブショーツも3年くらいは使うものと思えば、年間8,000円程度、春~秋までの8カ月使えるとすれば、月当たり1,000円くらいので、ちょっと高級なビブショーツ買ってもバチは当たらないと思います!
今お使いのビブショーツに不満がなくても、このビブショーツを履いたらビブショーツの価値観が変わるかもしれませんよ!是非体感してみてください!
MAAP – Team Bib Shorts 3.0を購入する
国内代理店CYCLISMでは27,500円で購入でき、送料無料で発送してくれます。
MAAP.CCからも購入でき、現在のレートで25,500円ほどで購入できますが、関税がかかるのと、日数を考えるとCYCLISMで購入する方がお得かもしれません。
ただジャージとソックスとビブショーツの3点購入すれば、20%オフになるので、併せて購入される方はMAAP.CCからの方がお得になるかもしれません!