先日TREKから軽量エアロバイクのEmonda SLとSLRがデビューし、紹介しました。
特にEmonda SLはセカンドグレードですが、トップグレードと同じジオメトリー、ただ190gだけ重いだけで20万円で購入できるのは本当に魅力的だと思います。
一方で最近のバイクトレンドの最先端を走り続けているブランド“SPECIALIZED”からも軽量エアロバイク、新型Tarmac SL7が発表されることも間違いありません。
この記事の内容
Tarmac SL7
前作(現行モデル)のTarmac SL6は昨年のTour de Franceの最高の立役者であったジュリアン・アラフィリップが乗っていた最強のクライミングバイクの一つです。
アマチュア最高峰のレース、ツールドおきなわでも多くのホビーレーサーがTarmacを使用しました。
正直、どんなバイクも「ここがなぁ」という意見を聞くことはあると思います。ただこのTarmacに関してだけは、僕は聞いたことがありません。あ、強いて言うなら、BBの規格がOSBBなのはチョットかも。
現行モデルでさえ、ほぼ言うことがない完璧さですが、それを凌駕するTarmac SL7が出るとなれば、どんなバイクになるのか気になりますね。
Tarmac SL7?リーク画像
Tarmac SL7と思われるリーク画像は随分前から出回っていました。
2019年10月のスパイショット
昨年10月頃に出回った最初の画像です。
- シートポスト上部にDi2の端子?(現行Venge同様)
- チェーンステーの付け根がVengeっぽい?
- コラム上部にルーベのようなダンパー機構?
ヴェンジとルーベのいいとこ取りのようなデザインでした。
2020年5月のスパイショット
ハンドルはエアロフライIIと思われる形状、ステムも現行Vengeに類似していますが、一回り小さくなっています。初期の写真で見られたようなダンパー機構はなくなっていますね。
現行Vengeのステムは重い、硬い、デカイの三拍子で改良の余地ありといった感じだったので、見直したのでしょう。
現行Tarmacはケーブルがむき出しです。Vengeはご存知の通り、完全内装型なので、正常進化と言えます。
僕がTarmac唯一の弱点だと思っていたBBはこの写真を見ると、ねじ切り式に変わっていました。OSBBは筒型BBをフレーム内に入れることで、BBの剛性を上げようという狙いでしたが、カーボンの成形精度の問題で音鳴りがするといった問題がありました。
一方ねじ切り式BBは音鳴りにしくく、かつBBの取り外しもしやすいといったメリットがあります。新型Shivでもねじ切り式が採用されていたので、ある種原点回帰ですが、カーボンのテクノロジーが進化したために戻れたというべきでしょう。
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Instagramの一枚目の左端、ハンドルまわりのケーブルがすべて内装化されています。そして最後の写真、コラムカットが済んでいないバイクに乗っており、一枚目と同じようにケーブルが全て内装されています。
やはり今年間違いなくデビューされるでしょう!
Tarmac SL7の発表はいつか
この「話題のロードバイク」とはEmonda SLまたはSLRのことでしょう。
ロードバイクの新作発表は基本的にTour de Franceの時期にされます。例年であれば7月がデビュー戦となって9月頃からのデリバリー開始…がスケジュールですが、今年はコロナウイルスの影響により、Tour de Franceは8月29日~9月20日とされています。
そうすると、この8月29日前数日で、新作がお披露目されるかもしれません。または商売上手なSPECIALIZEDはTREKのEmondaをTarmacの有力なライバルと見なせば、発表を早めるようなこともしてくるかもしれませんね。
予想価格
歴代のTarmacやVengeの最高グレード、SRAM eTapまたはDura Aceが120万円台だったので、恐らく新型Tarmac SL7もそのくらいの値段になるのではないかと思います。
またフレームセットの価格もも歴代50~60万くらいだったので、同じくらいじゃないかなと。
Emonda SLR(トップグレード)で40万だったことを考えると、SPECIALIZEDは少し割高かもしれません。
いずれにせよコレはまだリークで本番仕様はもっと変わってくるかもしれませんし、価格予想も大外れするかもしれません!TREKの価格に合わせてぐっと値段を下げてくることも考えられますし、もう少し待ってみましょう!