まずはこれを見て欲しい。
早速Tour de Franceでマイヨジョーヌに袖を通したジュリアン・アラフィリップのバイクです。
ターマックSL7カッコいいですね~…じゃなくて、何この黄色いチェーン
そしてサム・ベネットもグリーンジャージに合わせて、
グリーンのチェーン…なにこれ?
この記事の内容
ジャージに合わせたドレスアップ
Tour de Franceなどのグランツールでは、獲得したジャージに合わせてバイクをドレスアップするのが習わしとなっています。
アラフィリップの黄色のバーテープはも、マイヨジョーヌに合わせたもので、最終ステージであるステージ21のシャンゼリゼでは必ず見ることができる色の組み合わせです。
ボトルケージもたびたび黄色に変えられますが、カラーチェーンワックスはもう少し珍しいので、それが何であるか、どこから来たのか、どこで手に入るのかを調べてみました!
UFOレーシングチェーン
「これは黄色が追加されたUFOレーシングチェーンです」と、CeramicSpeedのマーケティングコーディネーターであるNadiaNørskovが説明してくれました。
未確認飛行物体…ではなく、UFO(UltraFast Optimisation)レーシングチェーンは、ドライブトレインの効率を高め、ワット数を節約すると主張する、CeramicSpeedの製品コレクションの一部です。
チェーン自体は典型的なShimano Dura-Ace 11スピードロードチェーンで、価格は約6,000円です。
CeramicSpeedは「最適化処理」を適用して、販売価格を約20,000円に引き上げます。
CeramicSpeedによると、この最適化処理は、リンクの摺動面を研磨して粗さや製造上の欠陥を取り除くことから始まる時間のかかるマルチステッププロセスです。
その後、チェーンはディープクリーニングされて、工場の潤滑油と汚染物質が取り除かれ、その後、チェーンワックスの独自のブレンドに浸されます。チェーンを完成させるために、テフロンパウダーが適用されます。
これらの複雑で多段階の工程を経て、UFOレーシングチェーンは、CeramicSpeed.comで約20,000円で購入できます。
高い…高すぎる、しかも、最適化は、標準的なチェーンと比較して2〜5ワットの価値があると言われていますが、処理は、クリーンで乾燥した状態で600 km / 370マイルしか持続しません。
つまりTour de Franceのステージにおいても2ステージしか持たず、アマチュアサイクリストにとっては週末二回過ごせるか…といったところでしょうか。2週間に一回2万円、月4万円!!
黄色や緑のチェーンは購入できるのか?
アラフィリップとベネットのバイクに見られる黄色と緑の色については、それが何であるか、どのように作られたのか、そしてそれが一般に公開されるかどうかについて尋ねてみました。
「これはツール・ド・フランスにとっておもしろい仕掛けだと私たちは考えました」とノルスコフが教えてくれました。
「R&D部門のリナは、着色されたテフロンパウダーが「標準」のUFOレーシングチェーンとまったく同じメリットをもたらす処方を作製しました。ジロではピンクです。 」
悲しいことに、「これらの製品は、標準的な製品ではありません」と付け加えました。…つまり買えないということです。まあ、買う人居ないと思いますが…。
情報源
Deceuninck-QuickStep’s coloured chains at the Tour de France: What are they and where can I get one?
(Image credit: CeramicSpeed) When Julian Alaphilippe stormed into the yellow jersey with victory on Stage 2 of the Tour de France, the Deceuninck-QuickStep mechanics quickly got to work preparing his bike for the following day. A profusion of yellow was added to the Frenchman’s Specialized Tarmac, including bar tape, bottle cages and a chain.