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トレックはサイモンが欲しい、イネオスはアダムが欲しい

サイモン・イエーツアダム・イエーツは双子のプロサイクリストです。

ミッシェルトンスコットに所属し、マリアローザを獲得できるか!というところまでいったこともある総合系ライダーとして非常に優秀です。

そんなイエーツ兄弟ですが、とうとう別のチームに行くことになりそうです。

サイモンとアダム

Adam Yates to join Simon Yates at Vuelta a Espana | Cycling Today

サイモンとアダムのイエーツ兄弟は、2014年にプロとしてのキャリアを始めて、ミッチェルトンスコットに入りました。現在27歳でまだまだ可能性のあるライダーです。

ところが、そんな将来有望な彼らが2021年のシーズンをミッシェルトンスコット以外のチームを探していると言われています。

なぜそんな有望な人材をミッシェルトンスコットは手放そうとしているのでしょうか。

ミッシェルトンスコットの騒動

Adam and Simon Yates head a strong Mitchelton-SCOTT team in Volta ...

先月、ミッシェルトンスコットは、新しいスポンサーが加わったため、2020年の残りの期間で名前を変更すると発表しました。

ところが契約が締結された後、誰がチームを所有するかについての論争が発生しました。

論争の結果、ミッチェルトン・スコットは、発表されてからわずか1週間後にスペインの非営利団体マヌエラファンデーションとの契約をキャンセルしました。

イエーツ兄弟の離脱

Adam Yates and Simon Yates to line up at the Vuelta a Espana for ...

ミッチェルトンは、バーレーン・マクラーレンの元ボスであるブレント・コープランドがゼネラルマネージャーとしてチームに加え、経営陣の改革を始めました。

その改革の結果、2020年シーズンの終わりにイエーツ兄弟との契約終了も決定しました。そしてミッシェルトンスコットを離脱することを考えているようです。

ジャーナリストのダニエル・フリーベによると、イネオスにアダムは可能性があり、サイモンは、現在リッチー・ポートとヴィンチェンツォ・ニバリを抱えるトレック-セガフレードからの強い関心を集めているらしいです。

「イエーツたちが最終的にどこに行くのか、チームの将来にとってかなり重要です。過去数週間から数か月間、ミッチェルトンスコットライダーはかなり大きな賃金カットをしなければならなかったということは明白であり、これは通常の状況下で、ビッグネームのライダーが確実に交渉して整理するタイミングです」

イネオスに行った場合、もうすでにエースだらけなのに、アダム活躍できるのか…山岳アシストとして使われて終わりじゃないかという心配があります。

一方トレックの方は、ヴィンツェンツォ・ニバリもいい年ですし、リッチー・ポートもグランツールの総合優勝を100%信頼して任せられる、とは言えないので、サイモンがエースとして走れる可能性は高いのではないでしょうか。

一時はアダムの方が好調でしたが、最近はサイモンの方が好調ですし、必然ともいえる移籍先なのかもしれません。

フルームの移籍話と言い、いろんな情報がまだ錯綜しているので、2021年シーズンが楽しみですね!

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