ケア フレーム

VENGEで大落車、フレームが二つに割れました

先日Twitterで、夜に練習をしていて落車したというニュースがありました。

落車された方が無事であることを祈っています。

という僕も、実は2019年の12月に大落車を経験しております。

これまで下りの最中に対向車が来て壁に激突したとか、ぬかるみを踏んで滑って転んだとか、そういった小さな落車の経験はありましたが、自転車が大破するほどの落車を経験したのは初めてだったので、今日は落車について紹介したいと思います。

どんな時に事故は起きたのか

まだコロナウイルスなんて名前も知らなかった頃、友人含め3人で往復200kmのライドに行きました。

順調に往路を進み、100km地点でお昼を食べ、ゆっくり休憩し、帰途に着いた途端でした。

その道はそれほど広くなく、車道と歩道を隔てるのはまばらに置いてあるフェンスのようなものだけでした。

追い風基調ということもあり、時速は40kmに達していました。

僕が最後尾で3人は一列になって走っていました。

先頭がスッと右に逸れ、二人目も右に逸れた後に、僕の目の前に飛び込んできたのはそのまばらに置いてある鉄の太いフェンスでした。

その時僕はサイコンをチラ見しながら走っていたこともあり、そのフェンスの発見がコンマ数秒遅れたんだと思います。

当たる!!!

と思い、できる限りのブレーキをしましたが、時速40kmで走っている自転車が止まれるはずもなく、僕はそのフェンスに激突しました。

事故直後の様子

乗り上げた!!!

という感覚があり、自分が自転車から放り出され、宙を舞う感覚がありました。

良く言うもので、その時はやっぱり時間がゆっくり感じました。

僕は中学の頃柔道をやっていたので、なんとか受け身を取ろうと腕で頭を守りました。

まさに横受け身。

強い衝撃と共に地面に倒れていることは分かりました。

なるべく頭を打たないように頭を上げたつもりではいましたが、事故直後の興奮状態で自分の状態を冷静に判断できていない可能性があったので、少しも動かずじっとしていることにしました。

全身に痛みがあり、特に地面に打ちつけた肩、そして左の足首らへんに強い痛みを感じました。

もしかして折れてるかなぁ。

と思いながら、恐る恐る左足首を動かしてみましたが、不自由なく動かせたので、折れてはいないことが分かりました。

大丈夫!?と仲間が駆け寄ってきてくれ、僕のヘルメットにダメージがないかを確認してくれました。

幸いにもヘルメットに傷がないことから、恐らく頭部は打っていないだろうと判断しました。

ゆっくり少しずつ体を動かし、問題がないかを確認しつつ立ち上がりました。

自転車の状態を確認

最初に言われたのは

ペダルが逝ってますね。

でした。ペダルか、漕いで帰れるかな、と一瞬思いましたが、自分の体の痛さから帰りの100kmを漕ぐのは難しいだろうとすぐに分かりました。

その後すぐに、

ダウンチューブがえらいことになってますね。

と言われました。僕は、体のことと落車してしまったと言うことで頭がいっぱいで、正直自転車がどうなっていようと構わないと言う心境でした。

結果的には、ダウンチューブは完全に折れており、真っ二つになっていました。

事故後

コンビニのベンチに座らせていただき、その後のことを考えました。

まず体は痛い。

VENGEは真っ二つでゆっくりなら乗れそうだが、いつ壊れてもおかしくない状態。

帰路は100km。

乗って帰るのは無理。

と言うことで、仲間の一人が車を取りに帰ってくれましたが、彼の家ももちろん遠く、早くても3、4時間後になることは明らかでした。

輪行が一番現実的だろうと判断し、その旨を仲間に伝え、駅まで一緒についてきてもらいました。

駅までは5、6km。あの時の僕にとっては本当に辛い距離でした。

左手が伸ばせない。右手だけでハンドルを握りました。

左すねが痛い。ペダルに力が込められませんでした。

左のペダルがほとんどない。軸を残してボディは粉砕していました。

時速15kmも出ないような状態で2、30分かけて5、6kmを移動し、なんとか駅に着きました。

駅で調べると、幸い僕の最寄駅までバスが出ていたので、バスに乗ることにしました。

一緒に付き添ってくれた彼がゴミ袋を買ってきてくれ、VENGEをバラバラにしました。

袋とガムテープを使ってなんとか包み、バスの下の荷物入れに入れさせてもらい、僕はバスに乗ることが出来ました。

バスの運転手さん、無理を聞いてもらってありがとうございます。

2時間半ほどかけて最寄駅まで走ったバスですが、車中の記憶はありません。

精神的にも肉体的にも限界に近かったようで一瞬で眠りに落ちてしまいました。

気づけば、最寄駅。そしてあたりはもう真っ暗でした。

痛みのある体を起こし、自転車をなんとか組み立て、そこからまた7kmほど壊れたVENGEに乗って帰らなければなりませんでした。

まとめ

以上が僕がVENGEを真っ二つにした大落車の詳細です。

僕はやってはいけないことをふたつしていました。

一つは、ドラフティングで人の真後ろについた事。

もう一つは、サイコンをチラ見していたことです。

ロードバイクは風との戦いでもあります。

人の真後ろで走れば確かに楽です。

僕はその恩恵を受けようと真後ろにピッタリ張り付いて走っていました。

その結果、迫る鉄のフェンスに気付かず、激突し、大落車をしてしまいました。

そしてその瞬間、サイコンをチラ見していたのも間違いでした。

ロードバイクは前見て走らなあかん。いつでも、いつだって。

なので、この事故以来、僕はピッタリ真後ろにつかないように半身ずらしています。ちゃんと前が見えるように。

そしてサイコンには時間しか表示していません。

サイコンにパワーや速度、距離を表示してしまうと、どうしても見たくなってしまうからです。

キツい時、今何Wattで踏んでんねん!とか。

あー、しんど、あと何キロや・・・とか。

追い風はええー!今何キロで走ってるんやろ!とか。

そういうこと知ったところで、徳なこともないし、失うことしかないって気が付きました。

なのでサイコンは常に時間のみの表示です。

それでも落車は起きてしまうかもしれません。

でも、少しでも落車のリスクを回避できるように心がけていきたいと思います。

皆さんも楽しいサイクリングライフのために、落車にはくれぐれもお気をつけください。

おまけ

時速40kmから0kmになったえぐい落下。

なんでシートポストにもダメージがあるのか

折れたチェーンステー

ヘッドにもぶつかった跡

フォークエンドにもダメージ

バッキーン

バッキーン

血じゃないよ!フェンスの塗装だよ!