スペシャライズドはつい最近Tarmac SL7を発表したばかりですが、どうやら9月22日に新車を発表するようです。
その名も「AETHOS」と思われます。
箱出しで総重量5.8kgと言われ、Tarmac SL7の6.6kgを軽く下回っています。
リークされた画像と情報を元に、「AETHOS」を予想していきましょう。
この記事の内容
ボーラ・ハンスグローエのダニエル・オスのInstagram
まずはこちらを見て頂きたい。
ダニエル・オスの所属するボーラ・ハンスグローエはスペシャライズドからバイクを提供されているチームです。
そんなダニエル・オスがツール・ド・フランスの最中に投稿したこの写真には見たことのないフレームが写っています。
コメント欄を見ると、箱出しで13ポンド(約5.8kg)とダニエル・オス自身が回答しております。
また何のモデル?というコメントに対して、「AETHOS」という回答や、公式には9月22日に発表されるというコメントもありました。
Alpinist SLが布石?
実は数週間前にスペシャライズドからステム一体型ハンドルAlpinist SLの発表がありました。
ボントレガーにそっくりですが、重さは少しだけスペシャライズドの方が重く、255gです。(それでも軽いですが)
Tarmac SL7の時に発表しなかったのはナゼ?と思っていましたが、これは「AETHOS」用に設計されているのかもしれませんね。
Alpinist Seatpostも発表されており、こちらも軽量のシートポストになっています。
一方Tarmac SL7で見られたようなシートポストへのDi2ジャンクションの搭載は見られていないので、こちらもはやり「AETHOS」用に設計されているのではないでしょうか。
Break the Rules
UCIレースで使用するバイクの総重量は6.8kgを下回ってはいけません。
一方今回発表される「AETHOS」は箱出し5.8kgということなので、恐らくこの6.8kgルールを守ることはできません。
つまりレースでプロが使うことはないと思われます。
ダニエル・オスの投稿のハッシュタグにも#breaktherulesというのがあり、この6.8kgを破るという意味と想像できます。
先日書いた記事のように、6.8kgという規格をアマチュアサイクリストは守る必要がありません。
カーボンファイバー技術は日進月歩で進み、これまでと同じ強度で軽く・薄く作れるようになってきました。
その結果、6kgを切ることも容易であり、CANYONなどからも軽量バイクがどんどん出てきました。
6.8kgルールの中ではもうほとんど進化する余地がないのでしょう。
ただマーケットはアマチュアサイクリストです。アマチュアサイクリストにとって利益のあるフレームは決して6.8kg以内というルールに縛られる必要はないはずです。
(不要に軽すぎるフレームもまた考え物ですが)
アマチュアサイクリストにとってのロードバイク2.0時代の到来を予感させる2021年モデルでした。
9月22日に公式発表があるという噂ですのでそれまで待ちましょう!!