コンポーネント フレーム

2020年の最軽量ロードバイク6選

最近のトレンド、エアロ×軽量ですが、どこまで行ってもロードバイクにおいて軽量バイクは正義です。一時はペラペラすぎて割れるといった問題もありましたが、カーボンの質の向上に伴って、そうした心配も随分減りました。

そこで市場で購入でき実用に耐えうる最軽量バイクを6種紹介します!

キャノンデール – スーパーシックスエボハイモッド デュラエースDi2

The Disc Brake Revolution

価格: 120万円 |重量: 7.49kg |ブレーキ:ディスク |フレーム:カーボン |サイズ:XS-XXL

最初に軽量バイクを突き詰めたのはキャノンデールでした。リムブレーキ時代のスーパーシックスエボはクリテリウムなどの再加速を必要とするレースでも、ヒルクライムレースでも使われるような万能フレームでした。

従来は丸フレームを基調としていましたが、ディスクブレーキ化に伴い、現行モデルはカームテール構造を取っておりまうす。良いところを残しつつエアロを取り入れることができ、更なるオールラウンダー化を遂げています。

ロゴの変更もあり、これまでのイタリック体からサンセリフの現代的なロゴに変わりました。ロードバイクのブランドらしくないそのスタイルは、ただスポーツとしてのサイクリングだけではなく、カフェライドも楽しみたいといったニーズにもマッチするかと思います。

ジャイアント – TCL アドヴァンスド SL 0

First Ride:2021 Giant TCR Advanced SL 0 Disc | ロードバイクアクション

価格: 127万円|重量: 6.96kg |ブレーキ:ディスク |フレーム:カーボン |サイズ:S-XL

ジャイアントのTCRも名車の一つです。国内ではシマノレーシングがよく使っていました。2019年の全日本選手権でも入部正太郎選手がTCRで優勝しています。

オールラウンダーですが軽量バイクで、スローピングしたトップチューブが特徴ですね!

ワールドチームでは、トム・デュムラン選手が使っていて、マリアローザを獲得したのもこのバイクでした。限定で発売されたピンクのTCR結構欲しかったです。

そんなTCRがディスク化そしてセミエアロ化したのが新しくなったTCRです。

言わずもがなむちゃくちゃカッコいいですね、一台自転車買ってやると言われたらこれを選ぶかもしれません。

パワーメーターも最初からついてくるので、これさえ買えば何にでも応用できます!

スペシャライズド – S ワークス ターマック SL6 ディスク デュラエース Di2

S-Works Tarmac Men Ultralight | Specialized.com

価格: 125万円 |重量: 6.8kg |ブレーキ:ディスク |フレーム:カーボン |サイズ:44cm-61cm

2019年のTdFで大活躍したのは、ドクゥーニック・クイックステップのジュリアン・アラフィリップでした。彼が山を駆け上がった時に使用したのがこのターマックSL6ですね。

スペシャライズドは最も完成されたバイクをリリースするブランドです。ハイエンドオールラウンダーモデルとして最も売れたバイクかもしれません。

平坦も速く、登りももちろん速い。一般的なステム、ハンドルバーが使えるところも魅力です。

そしてそのSL6が今年、SL7に生まれ変わるようです。さらにエアロに磨きがかかり、その上、ケーブルを完全に内蔵化されており、シートポストにジャンクションが入る予想です。

何かハイエンドのロードバイクを今から購入するなら、SL7を買えば、何も後悔ないと思います!

スコット – アディクトRCプレミアム

スコット ADDICT RC 次世代山岳バイクのマイルストーン - 新製品情報 ...

価格: 120万円 |重量: 7.12kg |ブレーキ:ディスク |フレーム:カーボン |サイズ:47cm-61cm

スコットは、ワールドチームで言えば、ミッシェルトン・スコットが使用するバイクです。サイモン・イエーツのマリアローザまっしぐらな走りは衝撃的でした。

フルームや他の選手を山岳で攻撃しまくったサイモン・イエーツですがそのバイクがアディクトでした。

アディクトRCプレミアムは最近モデルチェンジしたばかりで、グランツールではまだ実践投入されていないと思いますが、今度のTdFではお目見えするでしょう!

ステム一体化ハンドルの作りが良く、かつステムとヘッドが非常に工夫されたデザインになっています。オフセットされたヘッドセットのおかげで、ケーブルの内蔵化が非常にスムーズになっています。

BMC チームマシン SLR01 ディスク 2

BMC 2020 Teammachine SLR01 Disc Three – フタバ商店

価格: 127万円 |重量: 7.14kg |ブレーキ:ディスク |フレーム:カーボン |サイズ:XXS-XXL

BMCはスイスのバイクで、スイスの大エース、ファビアン・カンチェラーラがアンバサダーを務めています。

ワールドチームBMCがあった頃はもちろんこちらのバイクが使われていましたが、BMCチームが消滅してしまいましたが、NTTにバイクを供給しています。

NTTと言えばもちろん日本の企業ですし、全日本選手権を勝った入部正太郎選手も所属しています。

チームマシンSLRはBMC時代のリッチー・ポートも使っており、オールラウンダーバイクです。

クオリティが高く、オリジナリティのあるデザインに定評があります。なによりBMC、お洒落ですね!

トレック – エモンダ

Émonda | Trek Bikes (JP)

価格: 130万円 |重量: 6.86kg |ブレーキ:ディスク |フレーム:カーボン |サイズ:47cm-62cm

2020年にリリースされたトレックのエモンダは、セミエアロの軽量バイクです。今年のトレンドであるセミエアロと軽量を最初に打ち出したバイクですね。

特にエモンダSL(セカンドグレード)のフレームセットが20万円とホントにリーズナブルで、買う価値があります!トップグレードのSLRと比べて20万円くらいの値段差がありますが、重量は190gしか差ないですし、ジオメトリーは一緒です!

エモンダのカラーもなかなか攻めてて良いですし、トレック・セガフレードカラーのネイビーとレッドの組み合わせはカッコいいですね。

当然のようにステム一体型ハンドルを使うと、ケーブルを完全内蔵できます。

リッチー・ポートやヴィンツェンツォ・ニーバリもさっそく使い始めており、ポテンシャル高そうですね!